■Outlook Expressのバックアップ
Outlook Expressは、OSに付属しているので、非常に多くの方が使ってらっしゃると思います。無料で手軽に簡単に使え、メールの振り分けなど便利な機能が充実しているのがOutlook
Expressです。
メールの振り分けは、リードメールをしている方は、便利なので設定されている方も多いと思います。
このとっても便利な、Outlook Expressですが、残念ながらバックアップ機能がないのです。自力でバックアップせねばなりません。
バックアップ機能ぐらいつけといてよ!
ヾ(`0´)ノ
と叫んでしまいたくなりますが、なんせ、無料なんですから文句は言えまえん!
バックアップですが、少々面倒なのです。特に、メールの振り分けなどの機能を使っている場合、振り分けルールは、レジストリに保存されているので、パソコンの初心者の方にとって、かなり高いハードルになっています。
バックアップの方法は、Microsoftのページに詳しく書かれています。
http://support.microsoft.com/kb/270670/ja
●アドレス帳のバックアップと復元
アドレス帳に関しては、バックアップ機能があります。「ファイル」メニューに「インポート」「エクスポート」があるので、それを利用します。
●メールのバックアップと復元
1.「ツール」メニューの「オプション」を選択します。「メンテナンス」タブから「保存フォルダを」クリックして、そこに表示されるパスをメモしておきます。
★Windows 2000/XPの場合 |
C:\Documents and Settings\ユーザー名\Local Settings\Application Data\Identities\{英数字の羅列}\Microsoft\Outlook
Express |
フォルダオプションの設定で、「ファイルとフォルダの表示」を「すべてのファイルとフォルダを表示する」にしておく必要があります。そうしないと、そのパスまでたどりつけません!
そこにあるファイルを根こそぎコピーすれば、バックアップの完了です。
復元の方法は、バックアップした「dbx」ファイルを任意のフォルダにコピーするだけです。
●ルールのバックアップと復元
ルールは、レジストリに保存されます。レジストリを操作します。レジストリは、Windowsに必要な大切な情報が記録されています。
レジストリの操作を誤るとOSが不安定になったり、起動しなくなる可能性があります!
初心者の方は、ルールをもう一度、一から作り直すことを強く推奨します!
MicroSoftのサポートオンラインに詳しく載っています。
http://support.microsoft.com/kb/276511/
レジストリエディタ(regedit)をつかって
★Windows 2000/XPの場合 |
HKEY_CURRENT_USER\Identities\{英数字の羅列}\Software\Microsoft\Outlook
Express\5.0\Rules\Mail |
Mailフォルダを丸ごとバックアップを取ればルールのバックアップができます。
このレジストリのバックアップファイルを
絶対にダブルクリックしないで下さい!
復元する時が、もっとも危険で難しい作業なのです。
新たな環境に復元する場合、SID(英数字の羅列)が変わるのです。このまま、結合させてもSIDが一致しません。
バックアップした時と同様にレジストリエディタを起動させてSIDを調べます。
HKEY_CURRENT_USER\Identities\{英数字の羅列}の赤字ののところがSIDです。
バックアップしたレジストリを編集します。
上で調べた、新しい環境のSIDに全て変更します。この時、テキストエディタの「置換」の機能を使うと楽です。あせらないで慎重に行って下さい。
編集が終わっら、保存して、「結合」すれば、ルールの復元は完了です。
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コメント |
Outlook Expressのバックアップは少々やっかいです!せめて、メールとアドレス帳のバックアップは、もしもの時の為に取っておきましょう! |
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